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乱暴上等!2010年の最高の作品! 『キックアス』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『キックアス』 |
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主人公はさえない高校生。正義感だけは強い彼はコスプレをして、町に繰り出し悪事を正そうとする。 街の人気者“キック・アス”になった彼は、やがて本物のマフィアから命を狙われることになるのだが…。 果たしてオタク・コスプレ男の運命は? 女の子が繰り出す過激なアクションの連続がイギリスとアメリカで賛否両論! 数多くの映画的記憶の引用が、映画ファンの熱い支持を得て世界中で大ヒット! 貴方はどう見ますか? |
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井筒和幸流、ニューシネマ 『ヒーローショー』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『ヒーローショー』 2010年/日本/134分 監督:井筒和幸 |
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始まりは一人の女の子をめぐる痴話喧嘩だった。アルバイト同士の痴話喧嘩はやがて暴力が暴力を呼ぶ事態に発展、遂に取り返しのつかない事態になってしまう…。井筒和幸監督が、実話を基にして完成させた21世紀型の“アメリカン・ニューシネマ”。暴力をカッコよく見せない、という映画的倫理に貫かれた2010年日本映画のベストワンと言っても過言ではないでしょう。若手お笑い芸人ジャルジャルの二人の演技も素晴らしい。 |
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マノエル・デ・オリヴェイラ監督103歳 『ブロンド少女は過激に美しく』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『ブロンド少女は過激に美しく』 原題:SINGUL ARIDADES DE UMA RAPARIGA LOURA 2009年/ポルトガル・スペイン・フランス/64分 監督:マノエル・デ・オリヴェイラ |
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南の保養地に向かう列車。男は隣り合わせたひとりの夫人に、自分が体験した恋を物語る。彼は教会の鐘が夕べを告げる頃、向かい側の家の窓に手扇をもった美しい少女を見た瞬間恋におちた。その恋愛が成就しそうになったとき、事態は衝撃の展開を迎える…。映画的瞬間に満ち満ちた64分の美しい恋の物語です。全世界から尊敬を集め、今なお新作が期待される103歳(なんと1908年生まれです!)の現役監督オリヴェイラの最新傑作、遂に宮崎初公開。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アンジェイワイダ監督、85歳 『カティンの森』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『カティンの森』 原題:KATYN 2007年/ポーランド/122分 監督:アンジェイ・ワイダ |
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「灰とダイヤモンド」「地下水道」「大理石の男」「鉄の男」を撮った、 ポーランドの巨匠、今年85歳になるアンジェイ・ワイダ監督が、最後に撮る映画と明言して2007年に製作された力作。 第2次大戦中の1940年に起こり、ワイダ監督の父親が殺された「カティンの森事件」を映画化し、 亡くなるまで夫の生還を信じていた母の姿と、祖国ポーランド国民の苦難を描く。 2009年日本でも公開されましたが、宮崎では未上映です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現代映画に、最も大きい影響を与えた男 『お引越し』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『お引越し』 1993年/日本/124分 監督:相米慎二 |
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離婚を前提に別居した両親を持つ11歳の少女の、揺れ動く気持ちの葛藤と成長を描いたひと夏の物語。 少年少女が大人への階段を上る通過儀礼を様々な形で映像化してきた「台風クラブ」「風花」の相米慎二監督の総決算と言うべき大傑作。 ひこ・田中の原作を「サマーウォーズ」の奥寺佐渡子らが脚色している。栗田豊通の撮影は見事で、特に朝もやの琵琶湖と京都が印象的。 ヒロインの少女・レンコは当時11歳だった田畑智子が好演しています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
再びその道を歩まない為に・・・ 『二十四の瞳』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『二十四の瞳』 1954年/日本/156分 監督:木下恵介 出演:高峰秀子、天本英世、夏川静江、笠智衆 |
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昨年逝去された、日本映画の黄金期を支えた女優高峰秀子の代表作。 壷井栄の同名小説を原作としている。昭和3年、一人の女性教師が瀬戸内海に浮かぶ小豆島に赴任してきた。 自転車に乗り洋服姿で登校する「ハイカラ」な先生を、当初島の大人たちは、好奇と非難の目で見ていたが、 教え子に慕われるのを目のあたりにし、態度も徐々に軟化していく。その後、戦争、恐慌、飢餓といった暗い世相が、 のどかな島の子供たちの運命を変えていくのだが…… |
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その時、何が起こったか? 『天安門、恋人たち』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『天安門、恋人たち』 原題:頣和園 2006年/中国・フランス/140分 監督:ロウ・イエ |
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1987年に北京で出会った男女が恋に落ち、激しく愛し合った後に別れ、 遠い未来で再会するというストーリーだが、物語だけを追っていては核心に迫れない。 天安門事件事件が背景にはあるが、二人にはほとんど関与しない。 日本が60年代に経験したような自由さと不自由さの中で生まれた、現代に通じるあの隙間のようなもの…… それが同事件を経験したロウ・イエ監督が辿り着いた境地なのではないか。 ひとつひとつの愛し合う行為に丹念に投影された主人公たちの心を感じてください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
彼らの明日のために 『スプリング・フィーバー』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『スプリング・フィーバー』 原題:(春風沈酔的晩上) Spring Fever 2009年/中国・フランス/115分 監督:ロウ・イエ |
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前作(「天安門、恋人たち」)で中国国内での映画撮影を禁じられたロウ・イエ監督が、手持ちカメラでゲリラ撮影を敢行した。もしも夫の恋人が男性だったら、しかもその相手が、とってもかわいいドラァグクイーンだったら?彼の浮気相手が男性だったら、女性はどうしたらいいのだろう? ある妻が夫の浮気を疑い探偵に調査を依頼するところから話は始まり、その浮気相手と探偵と、探偵の恋人は傷心を抱え旅に出る。人間関係と同様に心は錯綜し、漂う三人はどこへ向かうのか。2009年度のカンヌ国際映画祭コンペティションで脚本賞を受賞した、かわいらしくて切なすぎる珠玉のラブストーリー。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最初は夢なんて持てなかった 『うまれる』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『うまれる』 2010年/日本/カラー/104分
監督:豪田トモ |
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生と死とは何か―この古くて新しい問いを、「出産」を通してダイレクトに問うドキュメンタリー。子どものころ虐待を受けた記憶を持つ夫婦、生まれてくる子どもに先天性の障害が見つかった夫婦、出産当日に流産してしまった夫婦、そして産まない選択をした夫婦、と4組の夫婦が登場する。描かれるのはそれぞれの夫婦の悩み、選択、そして生活である。「出産」という行為は女性のものだけど、男性無しにはあり得ないのだなぁ…とつくづく思わされる、男性にこそ観てほしい作品だ。 |
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第17回宮崎映画祭クロージング作品 「さよなら」を言う前に 『今度は愛妻家』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『今度は愛妻家』 2009年/日本/カラー/128分/ 監督:行定勳 主演:豊川悦司 薬師丸ひろ子7月9日ゲスト登壇予定! 監督:行定勳 撮影:福本淳 (残念ながら、伊藤ちひろさんは事情により、 参加できなくなりました。楽しみにされていた お客様、大変申し訳ありません<m(__ )m>) 公式サイト:http://www.kondoha-aisaika.com/ |
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愛妻の日というのがある。要するに1月31日のことだが、この日、全国の愛妻家たちが妻への愛を叫ぶ事になっている(日本愛妻家協会提供)。 妻に不義理をし続けた夫があるきっかけで愛妻活動に目覚め真の愛妻家を目指す汗と涙の物語はこの映画とは関係ないが、妻(薬師丸ひろ子)に不義理をし続けた夫(豊川悦司)が、という部分はあたっている。かつては売れっ子カメラマンであったが、今は仕事も家事もしないダメ夫と、健康マニアの妻の物語なのだ。 後半もそのようなものでなくはないけれど、もっと深い驚きが待っているのでとてもここでは書けないのだ。主演二人の夫婦も、脇を固める石橋蓮司・濱田岳・水川あさみも素晴らしく、大半を占める室内劇パートは行定勳監督のセンスある演出が光る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
奇跡の人生、奇跡の夫婦 『ハーブ&ドロシー』(アートの森の小さな巨人) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『ハーブ&ドロシー ~アートの森の小さな巨人~』 原題:HERB&DOROTHY 2008年/アメリカ/87分 公式サイト:http://www.herbanddorothy.com/jp/ |
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ニューヨークの小さなアパートで、30年以上アート作品を収集し続けるハーブ&ドロシー・ヴォーゲル夫妻。 「手の出しやすい価格」且つ「家に入る範囲の大きさのもの」で何より「気に入った」作品を手当たり次第買い続ける2人は、 やがてニューヨーク・アート界において珍重な目利きとして存在感を現していく。 慎ましい生活の中でも、アートへの真摯な姿勢を貫く2人を、日本人ジャーナリスト・佐々木芽生監督が切り抜く秀逸なドキュメンタリー作品。 |
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世界のクロサワ、生誕101年 『羅生門』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『羅生門』 1950年/日本/モノクロ/88分 監督:黒澤明 |
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貴族の夫婦が山賊に襲われた事件。解決は裁判官に委ねられるが、貴族の女性と山賊、そして被害にあった貴族の言い分はすべて食い違っている。果たして真相は?というのがあらすじで、まぁ時代劇の裁判ものだと思えばよろしい。脚本、セット、キャメラ、演技陣、そして演出がダイナミックに連動する黒澤明の一大傑作。 芥川龍之介「藪の中」を原作とした本作はベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、「世界のクロサワ」の嚆矢(こうし)を告げることになった。 |
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クリント・イーストウッド81歳! 『スペース カウボーイ』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『スペース カウボーイ』 原題:Space Cowboys 2000年/アメリカ/130分 監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー |
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かつて苦杯をなめた老パイロットたちが、人工衛星修復の為に再び集結して、自らの夢であった宇宙飛行へと挑む。しかしその衛星の正体は軍事衛星であったことが発覚して、たちまち世界は危機に陥ってしまう。果たして老人たちはこの危機から世界を救うことができるのか? 合計年齢262歳(撮影当時)の老人たちの佇まいが、圧倒的な感動を呼ぶクリント・イーストウッドの傑作。とりわけ集結した4人がNASAに乗り込む時のゾクゾクするワンショットを是非お見逃しなく! |
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第17回宮崎映画祭オープニング作品 『SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2010年/日本/95分 監督:入江悠 |
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伝説のラッパー・タケダ先輩に憧れる二人の埼玉のラップ・ミュージシャン。彼らはタケダ先輩の伝説を求めてやってきた群馬の地で、一番弟子を自認するこんにゃく屋の女性と巡り合う。 その時、彼らの中で音楽に対する情熱が再び燃え上がり始めるのだが…。一度は挫折した夢に向かって、再び立ち向かう20代後半の女性ラップミュージシャンたちのカッコ悪くも、輝いている姿は世代を越えた感動を呼び起こす。 インディペンデント映画の枠を超え、異例の絶賛を受けた俊英・入江悠監督の最高傑作! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジェームズ・L・ブルックス 74歳 『幸せの始まりは』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2011年/アメリカ/121分 監督:ジェームズ・L・ブルックス |
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人生をソフトボールにささげてきたリサ。大リーガーの彼氏との仲もうまくいかなくなってきたその時、ひとりの青年実業家が彼女の前に現れた。 しかしその男はとんでもないダメ男で…。傑作『キューティ・ブロンド』のリース・ウィザースプーンの最新ロマンティック・ラブコメディ。 監督は名匠ジェームズ・L・ブルックス。他にも音楽ハンス・ジマー、撮影ヤヌス・カミンスキー、共演ジャック・ニコルソン、そして宮崎出身の松崎悠希までが出演! これで面白くないはずがない! 貴方を元気にする可笑しくて、ちょっと切ないラブストーリーです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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