★宮崎県地球温暖化防止活動推進センターの役割★
1997年に開催された京都会議(COP3)において、先進各国は温室効果ガスを2008年から2012年までに1990年レベルから5.2%削減することに合意しました。
このとき、日本は6%削減することを約束しました。
この目標を達成するためには各地域ごとに、その地域の実情に合ったやり方で、市民・産業界・研究者・行政が一体となって努力して行かなければなりません。
「宮崎地球温暖化防止活動推進センター」(愛称: CEM“Cool the Earth Miyazaki”)は、宮崎県内における温暖化防止活動をサポートするために作られました。
★基本計画
- 温暖化防止活動への県民の啓発を目的とした教育・宣伝活動
宮崎県環境情報センターの機能を活用した温暖化防止活動に関する情報の集約・提供、及び事業者や多様なNGO/NPOを巻き込んだシンポジウムを含む各種イベントの開催や研修会等のセミナーを実施します。
またエコカレンダーや、省エネ家計簿を活用した「地域に密着した環境にやさしいライフスタイルづくり」の啓蒙・普及に努めます。
- 地球温暖化防止に向けての基礎的調査研究活動
ごみの減量、省エネ、緑地保全、環境保全型都市の構築、健康保全など、温暖化防止や地域環境保全に取り組むための基礎的調査研究活動を行います。
その研究結果をまとめ、環境政策に対する積極的な提言や市民に対する環境教材として活用します。
- 地域に根ざした環境教育のためのネットワーク作り
県内の学校、企業が参加する研修会等を設けると共に、それぞれの地域の特質を生かした環境教育のネットワーク作りを目指します。
活動内容★
センターでは宮崎県民が将来とも豊かで持続可能なくらしができるように、県民・産業界・研究者・行政のパートナーシップをはかり温暖化を始めとするさまざまな地域に密着した環境保全活動や環境教育活動をサポートする以下のような事業を行っていきます。
- 温暖化を始めとするさまざまな環境情報の集積と発進
- 環境にやさしいライフスタイルの提示
- 環境保全に向けた基礎的研究調査
- 環境教育の教材作りや普及活動
- 環境政策に対する積極的な提言
★地球温暖化とは?
地球の表面には大気が取り巻いています。
大気の成分の中には地球を真綿で包むような保温効果を持つものがあり、平均気温を15度に保っています。
このような気体は温室効果ガスと呼ばれ、代表的なガスに二酸化炭素があります。
19世紀以降産業の発展に伴い人類は石炭や石油を大量に消費するようになり、大気中の二酸化炭素の量は200年前と比べて30%ほど増加しました。
近年では二酸化炭素より大きな温室効果をもつフロンなどが放出され、地球温暖化の懸念が一層強まっています。
このままでは21世紀末には地球の平均気温は2度程上昇すると予測されています。
地球温暖化でどのような影響があるの?★
世界のある地域では洪水の多発が心配され、違う地域では渇水や干ばつの危険が増大します。
また、海面が上昇すれば、サンゴ礁からできた島々や海抜の低い地域では国土が水没するなど大きな被害が出ます。
日本でも、マラリヤ感染や病害虫の危険性が増し、都市部ではヒートアイランド現象に拍車がかかります。
海岸部では砂浜が減少し、高波や津波による危険地域が著しく増大します。
また、主食である米や小麦の生産、漁業などに大きな影響が出るため、とりわけ自給率の低い日本にとっては大きな打撃となります。
★地球温暖化防止のためにはどのくらいの努力が必要?
日本の温室効果ガス排出量は、1990年レベルと比較して、1995年には7.4%、また1997年には8.5%増加しています。
このままでは2010年には1990年比で20%以上増加してしまいます。
日本が約束した目標値を達成するためには、30%近くの削減が必要です。
これは、私たちの生活をおよそ100日間停止することに相当します。
私たちにもできる温暖化防止活動?★
温室効果ガスの排出は、大半が産業活動に起因しています。
なかでも二酸化炭素の排出はエネルギー需要に大きく依存するため、省エネ技術の開発・導入やエネルギー転換などが積極的に進められています。
同時に私たち一人一人のライフスタイルを変えて行くことも不可欠です。
必要でないものは買わず、ものを大切に使う、省エネや環境にやさしい商品を買う、できるだけ電車・バスを利用する、資源の再利用やリサイクルを推進するなど私たち一人一人のライフスタイルを変えて行くことが温暖化防止対策になります。
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★センターの役割

★基本計画

★活動内容

★地球温暖化とは?

★どのような影響があるの?

★どのくらいの努力が必要?

★私たちにもできる?
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