みやざき自主映画祭2012は本年度の応募作品(別項参照)の中から以下の作品に大賞である『金のはにわ賞』を与えるものとします。
ストーリー性、オリジナリティ、ビジュアル、マニアック、次回作が観たいか?
上記の項目を10点満点で採点し、もっとも上位の作品を大賞に選出した。
作品名 | ストーリー性 | オリジナリティ | ビジュアル | マニアック | 次回作が観たいか? | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
FOR YOU | 77 | 71 | 73 | 75 | 70 | 366 |
御他人ごと | 68 | 70 | 58 | 65 | 62 | 323 |
刹那 | 38 | 64 | 63 | 62 | 57 | 284 |
きみのこえ | 52 | 54.5 | 58 | 51 | 50 | 265.5 |
バス停はあのころのまま | 53 | 45 | 54 | 43 | 45 | 240 |
簡単に卒乳させる100の方法 | 39 | 55 | 41 | 60 | 35 | 230 |
チュンタマシ | 34 | 46 | 41.1 | 43 | 33 | 197.1 |
みやざき自主映画祭としては勿論、宮崎映画祭としても作品を公募し、その中から1作を選ぶというのは初めての試みでした。したがって、どのような選考基準で選択するのか、また、宮崎ならではのオリジナリティをどうやって出すのか、そのようなこちら側の姿勢がむしろ問われたといってよいでしょう。今回は6つの項目での採点方式により第一位作を選択しましたが、今後は以上のようなことを検討しながら大賞の選出に腐心してまりますので、今後ともこのみやざき自主映画祭をよろしくお願いいたします。
などというようなことを棚に上げまして、あえて応募作品について一言申し添えますと、今回応募のあった7作品の中では受賞作『For You』が映画作りの技術において一枚上手であるように感じました。これは選考委員全てに共通した見解であろうことは、獲得点数に反映していると思われます。又、筆者(臼井)的には、同作品にもっとも映画的記憶があるように感じました。他の6作品も全て力作ぞろいでした。選考基準次第ではあえて初々しい作品で受賞作『For You』を超えた作品もあろうかと思いますが、“自主映画らしい”というのは自主映画に対する差別に他ならないとの見解を今回は採択したに過ぎず、あくまでも弊会基準による大賞選択であることを付け加えておきます。応募していただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとございました。